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雪村流縄遊戯を伝承する
先日、我々の緊縛の師匠である雪村春樹先生の縄遊戯のやり方、考え方を受け継ぐ三名で、先生が亡くなったあと初めて顔を合わせました。


飛室イヴさん。
プリンセスローズ女主人。
そしてショーパフォーマー。
SM業界の大先輩。
私と雪村先生を引き合わせていただいた方です。

荊子さん。
長年女流緊縛師としてご活躍されているこちらも大先輩。
私がデビューした15年前、すでにスナイパーイブで緊縛を教える連載ページをお持ちだったかと記憶しています。

そして私むらさき、と。


私たち三名が雪村流縄遊戯を教えても良いと先生に認められた雪村流指導員です。


先生が亡くなられて早一年。
雪村先生は雪村流が残っていくことを望まれた。
では、どうしていきましょうか?

そんな話をしました。


イヴさんはSMバーやショーの舞台、荊子さんは写真や映像、私はプロドミナとして密室でと、それぞれ別々のフィールドで活動しているわけですが、

違うからこそ培われたノウハウもあるでしょうし、
生前我々が教わったそれぞれの技術や知識をまとめることも大事かもしれません。

もちろん、それを伝える具体的な方法も。


相手とのコミュニケーションを主とした緊縛法は他にはないでしょう。

女の苦しい顔は見たくないと先生は言いました。
先生はご自分の緊縛を「縄奉仕」と呼びました。

先生の縄は、北風と太陽の、太陽みたいな縄でした。

「まいった」と言わせる方法は痛みや苦しさだけではないと、先生の縄は教えてくれました。


私たちは先生の緊縛が好きだったので、先生についていきました。
縛り手だけでなく多くのモデルさんからも慕われていました。
そういう縄だったということです。


雪村流縄遊戯が、なくならないように。


技術や考え方を受け継いだ私たちが、なんとかかんとか、やっていきたいと思っています。

「おまえたち、死んでからやるんかーもうちょっと早よやって欲しかったわー」
と先生のボヤキが聞こえてくるようであります(笑)


ぼちぼちやりますんで、温かく見守っていただけたらと思います。


紫 春晏
(Murasaki Haruan)
【2017/04/14 01:16】 | 雪村流の縄修行・縄談義 | page top↑
さようならが言えない
本日、ご家族のご厚意により雪村先生にお線香をあげる機会を作っていただけました。

幾度となく通い、国境を越えて人と集い、縄を学び、卓を囲んで共にごはんを食べたあの部屋に、先生の遺影が置かれていました。

この日のために各国から道場主さんや生徒さんが集まって最後のお別れをしていました。

「私の中で東京の景色が変わってしまいます」
「このように集う場所が無くなってしまって本当に残念です」


気づけば、雪村先生と雪村流緊縛を通して、何十人、何百人と、、、本当に沢山の人が繋がっていました。
国を越えて、SもMも男女も関係なく、私も沢山の方々と知り合っていたと気づきました。



先生がお使いになっていた縄を一本、形見としていただいてきました。

でも、
私はまだ信じられません。
先生が亡くなった実感がありません。
【2016/04/16 23:07】 | 雪村流の縄修行・縄談義 | page top↑
雪村春樹先生御逝去
リエさんのブログでも掲載がありましたが、私の緊縛の師匠である雪村春樹先生が3月はじめに御逝去されました。
すでに近親者のみの葬儀が執り行われたそうです。


私は今異国の地にいますが、この短期留学前に先生にメールを送ったのが最後となりました。

「もっと世界を広げるために勉強してきます、縄も英語を勉強すればもっと世界が広がると思っています、帰ってきたらまた先生のところで勉強させて下さい」

それに対する先生のお返事。

「頑張って。
聞いていると 英語の比喩いうも いろいろ使い方が あるようで 大変や。」




留学中に先生が他界されてしまうとは、本当に皮肉なものです。

70過ぎても何だかんだぼやきながらも縄をやっている先生の下に通い、英語と縄を勉強しながら外国人生徒さんを教える手助けをし、そして自分の縄も完成させていく、、、

そんな未来を想像していました。

本当に残念でなりません。


私を始め多くの雪村先生を慕うファンの方や関係者、世界中の弟子のみなさんも呆然としていると思います。

帰国後まずは近しい方達と連絡を取ってお話をしたいなあと思っています。


雪村流の指導者の許可を受けてはいたものの、私の技術や理解が雪村流を「受け継ぐ」と言えるほどに達せなかったことに深く後悔しています。
先生のお身体が悪いことを知っていたのに、継承に間に合いませんでした。
先生、申し訳ありませんでした。
出来の悪い弟子で、申し訳ありませんでした。


長い闘病でお疲れになったことと思います。
まずはゆっくりお休み下さい。


紫春晏
【2016/03/14 22:02】 | 雪村流の縄修行・縄談義 | page top↑
【雪村流縄談義】物事を大きく捉えてみる
先日、雪村先生のところへ縄を習いに行った時のことを書きました。
>>男性モデルで初レッスン

その時に先生は、男性が相手ならば女性よりもさらに繊細に縄をかけなければならない、ということを仰られました。

先生は指一本分のズレでも指摘します。
「こっちの方がより感じやすいやろ」と。

そのお話を散々したその日のレッスン後。

「紫、時間あるか?面白いものがあってな」
とある番組を録画しているものを見せてくれました。

その番組とはNHKの「宇宙白熱教室」の「物理学者の秘密のお仕事 ~物事を大ざっぱに捉える!~」という回でした。

物事を大きく捉えれば多くの情報を得られる、ということを物理学の観点から講義している内容でした。
牛を、あの複雑な形でなく一個の丸と考える、など。

考え方のアプローチが自分にはないものだったので興味深く見ました。


縄で指一本分の差は大きく違うという話をしながら、その後「大雑把に捉える」という番組を見せてくれた先生。
ミクロの視点からマクロの視点へと頭が切り替えられ1日の中で二つの考え方を得ることができました。
木を見て森を見ないような縛りにならないようにその日のうちに矯正していただいたようです。

うーーん。
このバランス感覚、ですね。


緊縛というところを発端として学べることはとても多いです。
テクニック的なことは、やれば覚えられます。

そうではなく、それだけではなく、自身の成熟なくして縄の成長はない、というようなことを教えられているような気がします。

いきなり悟りが開けたりなどしませんから、まあ気長にやるしかないですね^^;

【2014/09/05 23:54】 | 雪村流の縄修行・縄談義 | page top↑
男性モデルで初レッスン
最近は雪村先生のところに習いに来る生徒さんのレッスンを見学させていただき、教え方を学ぶことが多かったのですが、先日は久しぶりに自分が生徒として雪村先生に自身の縛りを見て頂きました。


わたしはドミナなので実戦に即して、今回初めて男性モデルでレッスンを行いました。
雪村先生も男性を縛るのを指導したのは初めてとのこと。

普段やってる雪村流の型とはかなり離れたアドリブの縄となりました。
キーワードは「連結」
それから「感情のままの縄」

レッスン後先生が
「M男はM女より繊細やなあ。今日改めてそう思ったわ。女王さんは大変やなあ。紫ももっと精密に縄をかけなあかんで。決して紫の縄が大雑把という意味ではないんやけど、男は繊細やから。」
と仰いました。

男の方が女の子よりも気を使って縄をかけないといけないなんて?!
ホントでしょうか?!!

「女の場合は放っておいても自分で感じたり演技したり、、、そういうことをする。でもM男はそういうのはない。縛り手のことだけや。だからこそ縄をより感じるし、気は抜けない」

とのこと。

私が雪村先生から緊縛のレッスンを受けるとき、基本的な縄であればあるほど、指一本分の縄のズレでも指摘されます。

「それでは感情が伝わりにくい、ポイントがズレている」と。
わずか1-2センチの差なのですが、確かに感じ方が違ってくるのです。

その精度を、男性を相手に縛るならより完璧にしなさい、という話でした。

物凄い話です、、、
でもどうにか頑張って行きたいと思います^_^;


この日のレッスン後のお話。。。
>>【物事を大きく捉えてみる】


私が講師として行う紫春晏の雪村流緊縛レッスン、次回はいつですか?とドミナや一般の方からもお問い合わせを頂いたりしてます。
一度行った後、少しの間国内外へ旅行へ行ってバタバタとしていました。
続けていかないといけませんね。

先生と相談して
「ここで行っている初心者向けのレッスンをまずはそのまま行って、その後中級者向けとして女王さん達にアレンジして行っていく方がいいのやないか?」
と言われておりますので、そうしようかと思っています。

そして、中上級者まで育ったら先生に直接見てもらえるような機会も作れたらなあと考えたりもしてます。

雪村春樹先生の緊縛スタイルをご存知で雪村流緊縛を一から習いたいという方は、パートナーがいる方なら男性でもOKです。

ご興味ある方はツイッターからご連絡下さい。
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✳︎近況を知りたい人はTwitterの@murasakiphotoをチェック!
ほぼ毎日ツイートしてます。
自分のTwitterアカウントがある人はフォロー&リプライしてみてね!
https://twitter.com/murasakiphoto


【2014/08/11 18:30】 | 雪村流の縄修行・縄談義 | page top↑
雪村流緊縛の師範免状いただきました

長年勉強してきた雪村流緊縛ですが、昨日ついに師範のお免状をいただくことができました。

私がいただいた10番の認定証。
雪村流インストラクターとしては女性初
そして意外なことに、日本人で初ということでした!

オーストラリアで2週間に及ぶ滞在と緊縛講習を終えのち、私の気持ちに変化がありました。
「先生。ロス、シドニー、メルボルンとご一緒させていただきました・・・
私もそろそろ緊縛を伝えていけるんじゃないかと思えるようになってきました。
今まで緊縛を人に教えるっていう気持ちにはなれなかったんですが・・・」
「紫、お前ようやく今頃そんなこと言い出して!今まで何度もやれーやれー言うてきたのに!」
「はい(汗)」
「教えるーいうことは自身の勉強にもなる。ようやくその気になってくれたか、長かったな。
そうしたらインストラクターの認定証あった方がええか?」
「はい、もし頂けるのなら、宜しくお願いします。」

そんなやりとりがありました。

海外で沢山の生徒さん達・・・カップルや道場主のみなさんとふれあって思ったのは、
この技術や考えを多くの人とシェアすることはとても有意義なことで
多くの人を幸せにすることなんじゃないか、ということでした。

いままで認定証を受け取った8名(9番は数字が良くないとのことで飛ばしたそうです)は皆外国人で、
自国でそれぞれ雪村流緊縛を伝えている、もしくはその準備がある人たちでした。
私に足りないのはその「気持ち」だけでした。

私が長年女王様ということができているのも、雪村流緊縛に支えられているからといっても過言ではありません。
雪村流緊縛は緊縛技術だけではなくコミュニケーションに重きを置いています。
Mと繋がる方法を縄で得たからこそ、他の様々なことも究極のところは同じであると思えることができました。

まだまだ道半ばであり未熟ではありますが、
自分しかできないことで、かつ多くの愛好者(Mだけではなく縄への癖がある全ての人)を幸せにする方法は何なのか、
手探りしつつ、自らも研鑽に励みたいと思います。

皆様おつきあいのほど、宜しくお願いします!

で、マゾは黙ってついてきなさいね(笑)!
【2014/04/10 04:14】 | 雪村流の縄修行・縄談義 | page top↑
プライベート緊縛パーティ
最近お伝えしている「緊縛の文化史」出版のため現在来日しているマスターK氏とダグラスさんのために、雪村先生のお弟子さんFさんがホストとなり、都内某所でプライベート緊縛パーティーが行われました。
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Fさんは外国人、Kさんダグさんも外国人、招待されている人も外国人だらけの緊縛パーティー。
皆SMの趣味はあるけれど緊縛には限らない、という人たちの集まり。
その中で雪村流緊縛を皆さんに見て楽しんでもらう、という趣旨のようでした。
Fさんと親交のある日本人のSM関係者の皆さんも沢山集まっていました。

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1時間くらい皆さんと自己紹介や談笑をしたあと、いよいよ雪村流の緊縛を皆さんに披露します。
布団一枚の上で展開する、愛撫の縄・雪村流緊縛。

一番最初に雪村先生がお話します。

「私はもう30何年縛師という仕事をしていますが、、、何百人何千人と女を縛ってきたでしょうか。
その中で、どうしても合わない女、というのがいるものです。
仕事ですから合わせていくのですが、1000人にそうですね5人くらいでしょうかね。

その中の一人が今日のモデルです。」

通訳の方が同時に訳し、その場のみなさんがどっと笑った後、緊縛の開始です。

珍しく雪村先生が吊りを披露しました。
「雪村は吊らんと言われてるからたまには。昔はようやりましたけどね」


そして次に私が縛りを披露する事になりました。
来るかも・・・とは少し思ってましたが、無茶振りです(^^;。

「彼女は雪村先生の弟子の一人で、東京でプロのミストレスとして活動している。
去年雪村流緊縛のワークショップを行った際に先生と共にロスにやってきてアシスタントをした・・・」
というような紹介が英語でされ、
そのあとマスターKが、私が現地のSMバー(こちらでいうところの会員制ハプニングSMバーみたいなところ)で現地のM男を縛りその場の会員の注目を浴びたエピソードを語り、これから私が縛りを披露するハードルを上げます(笑)。

私はパフォーマーではないので、雪村先生に習ってきた雪村流の縛りをただ皆さんにお見せするだけです。
モデルはその日メイドとして働いていたキュートな外国人女性。初めてお会いしました。
やることは、呼吸を読む事くらい。
間合いをはかりながら、20分くらい皆さんの前で縛らせてもらいました。
皆さん、合間合間でため息をついておられました。面白いですね。

そのあと休憩を挟み3名ほど雪村流のお弟子さんの緊縛披露。

最後に雪村先生がもう一人縛る事となりました。
モデルは外国人のAさん。

縛り始めてすぐにモデルが高まるのが分かりました。
一縄かけて号泣。

この一瞬のやりとりの中でものすごい情報量が一挙に伝わってきました。
そのモデルさんのファンタジーや二人の想い。

本当に一縄で、言葉にして語ったら何十分かかかるであろうことが、すべてテレパシーのように伝わってきました。
スッと自分にそれが伝わってきた事や、一縄でそれが伝わるということに驚きながら10分ほどのやりとりを見せていただきました。

縛りが引き出すことや伝える事ってすごいんだなあ、言葉じゃない表現てやはりあるんだなあ、と・・・
貴重なやり取りを見せていただきました。

「Aさん疲れてはるな。」
終わったあと一言目に発した雪村先生の言葉でした。


発表が終わったあとは思い思いにみなさん縛ったり、お話したり、時にはムチもでてきたりなんかして楽しんでいました。
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今日のモデルを務めたすみれさん、師匠の雪村先生と。
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お疲れ様でした(^^)


とても楽しく、貴重な夜となりました。
【2013/11/02 04:39】 | 雪村流の縄修行・縄談義 | page top↑
来週からの緊縛レッスンの渡米
いよいよ渡米が来週となりました。

今年一年釣りばかりして遊びまくっていたツケがやってきたのか、はたまたそんな私にお勉強のチャンスを神様がくれたのか。
とにかく師匠とともに行ってきます。

アメリカは一度しか行ったことがない、なかなか縁遠い場所です。
私のところへセッションをしにやってくるM男もアメリカ人は少なく、またいたとしてもヨーロピアンよりもカジュアルなので、いったいSMや特に緊縛についてどう思っているのか、、非常に興味のあるところ。

先日渡米前の打ち合わせということで、来日していた現地の世話人の方と直接お話することができました。
1週間のうち、緊縛を教えるのは3,4日。
カップルが生徒さんとして数組やってきて半日かけて雪村流緊縛を教えるということです。

雪村流緊縛は縄でパートナーとコミュニケーションを取り合うことに非常に重きを置いているので、緊縛を通じてカップル同士の関係をより深めることを目的でやってくる人も少なからずいるということでした。

こうなるとSM、というよりもはやSMに名を借りたセラピーというか、セックスカウンセリングというか。

責めたい、ひどいことや辱めを受けさせたい・・・
ということよりも、お互いのパートナーをよりよく知るため、という。

SMや緊縛をやる時に、特定のパートナーがいることが当たり前というのもだいぶ環境が違うかもしれませんね。
日本だとSMをやるのにクラブを使う人が多いかもしれませんし、緊縛を習うのにモデルさんを使うことも多いですが、欧米で緊縛教室を行うと皆カップルでやってくるのでとても楽だと先生は仰っていました。
代わりに、1セッション終わるごとにハグやらチュッチュやらが多くて、なかなか進まないとも仰っていましたが・・・(笑)


あちらでは「SMクラブ」にも連れていっていただけるとのことでした。
「SMクラブ」と言っても、こちらでいうところのものと違うようで、会員制で、カップルのためのプレイスペースの提供、といった感じのものでした。
どんなところなんだろう・・・。

また、レザー愛好会の集まりがあるからよかったらお誘いします、と。
これも皆パートナーと一緒に参加するということです。


来ていただいた方に、正直に自分のイメージを伝えました。
自分のところには海外からの顧客がやってくるが、アメリカ人M男はヨーロピアンに比べカジュアルに接してくるイメージがあるので、SMに対してどう思っているのか興味があるんだ、と。

すると、
それはあなたのところに来た顧客がたまたまではないか、私たちのコミュニティーではパートナーシップを重要と捉えているから、そういった人たちとはまたぜんぜん違うと思う、
ということでした。


うーーん、
SMをトップとボトムの関係で楽しむのか、そういった性癖同士のパートナーとで楽しむのか・・・
意味合いがだいぶ違ってくるような気もするけど、まあとりあえず、実際見て肌で触れてみないことにはわからない。


緊縛だけでなく、いろんな経験ができそうな一週間です。
【2012/12/04 15:32】 | 雪村流の縄修行・縄談義 | page top↑
師匠と雪村流縄談義
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昨日、縄の師匠である雪村春樹先生のお宅に小一時間程お邪魔した。
先日元気かというメールを頂いたので、ちょっと顔を出そうと思って。

先生のところには最近本当に外国人がよく来るそうで、先日もデンマークのカップルが2週間通って雪村流の緊縛を覚えて行ったんだそう。
最近では繊細な縛りは外国人の方がよう分かっとるわ、と雪村先生。
それは私も年末のベルギーで感じたことなので、外国人の前で縛って見せたときの縛られ手と観客の反応を伝えてきました。

外国の緊縛サイトでは雪村流の縄の扱い(縄尻の扱いや、時にルーズな縄のかけ方等)が熱く論議されているらしく、弟子の一人である外国人Fさんが雪村先生に直接質問してその回答を書き込んだりして、とにかく深く熱く議論されているらしい。
「縛りの型にこだわるのは少し前までの話。今は違う。ヨーロッパだけでなくアメリカも」だそう。

型にこだわっているのは、もしかしたら今は日本の方かもしれない。


雪村先生が弟子を作り自分の緊縛を伝えてきたのはここ5年位の話。
教えながら自分の縄の真がはっきり見えてきたと仰る。だから教えて良かったと。
でも、
なかなか伝わらんなあ。
と先生は苦笑していた。
そろそろ仕舞いかな、とも。。。


雪村流緊縛の基本は、
縄で情を交わす。
縄で格闘し、縄で恋愛小説を紡ぐ。
縄で感じるということ。

しかし、雪村先生の縄遊びのもっと根本に、男女遊びの考え方がある。

男が縄を持って女を手込めにしてやろうと思って、ああだこうだして、
その結果女が妖女のようになり、縛り手がとって喰われたとしても、それは「難儀なこっちゃ」ということで先生の中ではアリなのである。

しかし、これが女王様とM男になったら・・・

女王様がM男にとって喰われては決してならない。むしろ女王様が妖女にならないと。

縄の基本は揺るぎのないものだが、男女関係の考え方が決定的に違う。

「そやな」と先生。
「確かに女王さんがM男に負けたらあかんな。でもわしは女王さんやないからよう分からん。雪村流の女王さんバージョン。それが確立したときが紫が確立するときや。そしたらわしも春晏ちゅう名前をあげた甲斐があるというもんや」

「二年くらい前から考えていました。雪村流を全て完全にコピーすることはできない、どうしてかというと私は女だし、女王様だから。まだずっと考えています。」

「そうか。わしも考えとくわ。」

そして、
「紫。お前は抱き辛い女やな」
師匠はそう言って、はははともふふふともつかないような感じで、少し寂しそうに笑ってらっしゃいました。


緊縛師の女王様。
それは、突き詰めたら、どこにも安住の地がないような、とても辛いことなのかも知れない、と思った。
男性緊縛師がM女に絡め取られてもいいと思うような、そんな「Sでありながらも堕ちるところ」は、存在するんだろうか。それともないのか。
それとも・・・最初から捉え方自体が間違っているのだろうか。


そんなことを考えたり考えなかったりしながら、日々セッション中に縛っていたりします。
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【2011/02/18 21:50】 | 雪村流の縄修行・縄談義 | page top↑
師匠・雪村春樹氏の公式ブログです!
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今日、突然「ブログはじめました」と師匠からメールがきました。

【雪村春樹 縛りの世界 Haruki Yukimura , The world of Japanese bondage】
http://yukimuraharuki.blog99.fc2.com/

先生、「はじめました」って、もう何ヶ月も経ってるじゃないですか・・・(笑)。

私が知らなかったんだから、きっとかなりの人が知らないはず。
だって、先生の名前で検索かけても当たらないもの(^^;。


この中の「雪村流・縛りの極意」という部分は、
・雪村春樹の緊縛が好きな方
・私のところに縛り目的でやってくるM
には是非読んでいただきたいエントリーです。

私もこのブログで何度も書いているかと思うのですが・・・

師匠の縄は、マミフィケーションのごとくガッチガチに縛られて一寸たりとも動けないような縄ではなく、ある程度の可動範囲がある縛りで、私もその師匠の縛り方を受け継いでいます。
なぜ可動範囲があるかというと、縛られた子のリアクションを縛り手が感じるため、またM側がリアクションをとったときにMに縄を感じさせるためなのです。
でも動いても決まるところは決まっているので(関節技のようにね)解けたりはしないのです。
動けば動くほど食い込むようになっています。

師匠はこれを
「女としては肌に喰いこむひと縄ひと縄に愛撫され、まさぐられる感覚だ。」
と書いてますね。

縛って、さあこれからいやらしいことをしようかなあと近づいていくとき、多少の可動範囲があればもぞもぞと体を動かすでしょう。
でもなかなか思うようには逃げられない。
もしくは体は逃げながらも弄られるのを待っている。
私の手が触れたら体がびくりと反応するでしょう、そのとき縛られている部分だけが自由に動かず、体を不規則によじることとなるでしょう。
そのときに
「ああ、自分は縛られているんだ・・・」
「体をよじらせて感じてしまって恥ずかしい・・・」
と余計に自覚することとなるのです。

こういう遊びの部分を使ってより拘束感、羞恥心をあおるというのが狙いなのですが・・・分かるかなあ。
縄好きな人なら分かるかもね。
やったことない人は分かりずらいかな?

でも、やられたら多分感じられますよ。

私は雪村流のこういう部分がいやらしくとても好きなんです。
縛られたいMは、是非体験しにきて欲しいです。
できるなら、男女問わずね。

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【2010/01/29 00:06】 | 雪村流の縄修行・縄談義 | page top↑
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